岐阜保健大学

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リハビリテーション学部 作業療法学科

4年課程 共学(学生男女構成比:男性53.1%、女性46.9%)

まずはここから!まるッと解説、作業療法学科 私たちの教育に込められた思いと、それを実現するためのプログラムをご紹介します

だれかの"したい"を支え、カタチにする

本学の作業療法学科では、作業療法の本質であるその人が"したい!"ことを叶える支援ができる力を育てます。
例えば̶̶「もう一度、自分の手で箸を持ち家族と一緒にご飯を食べたい。」、「手に麻痺が残ったけど、また大好きなピアノを弾きたい。」、「ケガをしたけど、仕事に復帰してプロジェクトを成し遂げたい。」
こうした思いを持つ作業療法対象者(患者さん)の「したい!」を「こころ×からだ×くらし」の多角的な視点から理解し、実現に導くのが作業療法士の役割です。
その力を身につけるために、本学では「E=4H」の学びを大切にしています。

「E=4H」の学びとは? Education(教育)=Heart+Head+Hands+Home

  • Heart(こころ)‒ 思いやりと共感の心を育てる
  • Head(知識)‒ 確かな理論を学び、応用する
  • Hands(技術)‒ 実践を通じてスキルを磨く
  • Home(つながり)‒ 仲間と学び、支え合う力を養う

この4つの要素が組み合わさることで、患者さんの人生に寄り添い「したい」を共にカタチにする作業療法士を目指します。

「学ぶ愉しさ」を引き出す対話型授業
(Heart:社会に開かれた"こころ"を育てる時間)
教員はあなたの学習パートナー

「したい」をカタチにするためには、相手の関心事に気が付ける「感受性」が不可欠です。そこで本学科では、対話型の授業を行います。教員は学生の学習パートナーとして、仲間を巻き込みながら一緒に考えることで、あなたの疑問や気づきを引き出します。
その結果、相手の枠組みで物事を理解することができるようになり、あなた自身も内側から湧き出る「学ぶ愉しさ」を味わえるでしょう。仲間と協力して学ぶ学習体験が、利他的で慈悲深いこころと、信念を貫徹する正義のこころを育みます。

あなたにしかできない作業療法を生み出す
(Head & Hands:こころが通った知識と技術を育てる時間)
することを通して、"身体的"に学ぶ

作業療法士には、科学的な視点(知識)と、それに裏付けられた実践的な援助(技術)の両方が必要です。そこで本学科では、修得した知識を自らの体験に引き付けて、想像できることを重視しています。つまり、作業療法の理論を自身のくらしに適用し、再び理論の世界に帰ってリフレクションするという往還を通して、五感を動員した「身体的な学び」の構築を目指します。この経験によってこころが通った作業療法の実践につながります。なぜなら、これは作業療法の追体験といえるからです。

教養をじっくり育み、本物の対人援助専門家になる
(Home:つながり、協働できる力を育てる時間)
岐阜県唯一、学士をもった作業療法士を目指す大学

卒業後は、多職種で組まれるリハビリテーションチームが「Home」になります。
Homeがあるということは、困難場面でも手を差し伸べ合える仲間がいて、戻ってくる居場所があることを意味します。
Homeの感性を身に付けるためには、Heart+Head+Handsの3能力を実装する必要があります。しかし、それを身に付けるためには時間がかかります。本学科では、作業療法士養成校として岐阜県内唯一の4年制大学という強みを活かし、じっくりと時間をかけてHeart+Head+Handsの能力を養います。その上で、仲間や教員、多職種と「つながる力」を育てます。
この経験は、卒業後も支え合い、学び続けるための人的ネットワークとなります。

「+α」の専門スキルが身につく強化プログラム

作業療法士の国家試験100%を目指したカリキュラムを展開し、授業外の資格取得のサポートとして「国家試験対策講座」を1年次から4年次まで設定しています。他にも、各国家資格とは別に4年次に設置する医療現場に適応した「選択強化プログラム制度」により、多様な専門性を見据えた自身の強みを獲得し、社会で活かすことができます。

画像診断学コース

診断に使用される画像から正常・異常所見を発見できるスペシャリスト

医療技術は日進月歩で例えられる程、常に新しい技術が誕生しています。
医師による診断には、X線、CT、MRI等により撮影された画像が使用されるケースが多く、その医師から処方を受けるリハビリ専門職にも画像を診る力が求められています。
本学では、医師等により丁寧な解説を加えながら診る力を育みます。

多職種連携実践コース

専門職間の壁を越え、協働により対象者を支援するスペシャリスト

病院や施設のみならず、地域での介護予防事業・就労支援事業・ボランティア活動等、多くの場面で多職種が協働して取り組まれています。
本学は、多職種連携を知識として学ぶだけでなく、「実践」する数少ない大学です。

生活支援マネジメントコース

地域包括ケアシステムの構築と進展に寄与するスペシャリスト

団塊の世代が75歳となる2025年、その世代の子供が75歳を迎える2045年に向け、対象者の住み慣れた地域における予防、高齢者等の社会参加の促進をマネジメントできるリハビリ専門職の役割を学修します。

スポーツトレーニング指導コース

日本トレーニング指導者協会(JATI)認定トレーニング指導者資格

スポーツトレーニングの理論や技術、スポーツ心理学、スポーツ栄養学を学びアスリートをフルにサポートするスキルを身に付けます。
資格取得に必要な手続きと養成講習会を本学で開講します。
養成講習会を受講(学習課題あり)した後、認定試験に合格することで取得できます。

臨地・臨床実習施設の紹介

「地域に根ざした実践者として活躍できる医療職の育成」をめざして、現場の指導者と本学の専任教員が連携しながら、実習を行います。自分が働くイメージを具体的に確認することができるため、ほとんどの学生が実習を体験した施設へ就職を希望し、就職していきます。

  • 岐阜市民病院
  • JA岐阜厚生連 中濃厚生病院
  • JA岐阜厚生連 西美濃厚生病院
  • 一宮西病院
病院
  • 岐阜市民病院
  • 羽島市民病院
  • JA岐阜厚生連中濃厚生病院
  • JA岐阜厚生連岐北厚生病院
  • JA岐阜厚生連西美濃厚生病院
  • 愛生病院
  • 一宮西病院
  • 岩砂病院・岩砂マタニティ
  • 大垣徳洲会病院
  • 加納渡辺病院
  • 上林記念病院
  • 河村病院
  • 岐阜清流病院
  • 岐阜南病院
  • 黒野病院
  • サニーサイドホスピタル
  • 近石病院
  • 中部国際医療センター
  • 中部脳リハビリテーション病院
  • 尾洲病院
  • フェニックス総合クリニック
  • 松波総合病院
  • 安江病院
  • 山内ホスピタル
  • 山田病院
医療センター
  • 岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター
介護老人保健施設 等
  • 老人保健施設 アウン
  • 介護老人保健施設 カワムラコート
  • 介護老人保健施設 巣南リハビリセンター
  • 介護老人保健施設 寺田ガーデン
  • 山内ホスピタル介護老人保健施設
  • 介護老人保健施設山県グリーンポート
  • 介護老人保健施設 喜の里
  • 渡辺病院デイケアセンター

学生VOICE

四年間で築く、作業療法士への道

H.O.さん
リハビリテーション学部
作業療法学科3年生
(岐阜県立飛騨神岡高等学校)

私は、四年間じっくりと時間をかけて作業療法の実施に必要な専門知識と技能を習得することと、社会人としての幅広い教養を身につけて社会に出たいと思い四年制大学を選びました。入学後は、多くの教科が初めて聞く内容で学習への不安もありましたが、どの教科も先生方のわかりやすい解説で勉強に励むことができています。また、わからないことはすぐに先生に質問できるので心強いです。理解するまでには時間がかかりますが、毎日の授業の復習を欠かさず取り組むようにしています。学ぶことが多く大変と感じることもありますが、充実した大学生活を送っています。